マンションを貸すか売るように求められた体験談

マンションの入居者が中々見付からず

マンションの入居者が中々見付からず | もう暫く管理を任せてみようと考えています

昔マンションの管理を始めた時、新規の入居者が中々見付からず、物件を持て余していたことがありました。
その頃、どこからかこの状況を嗅ぎ付けてきた男性は、突然やってきて貸すか売るつもりはないかと尋ねました。
丁度マンションと時間を持て余していたので、話だけでも聞こうと部屋に招き入れました。
これが男と出会った最初の日で、長い付き合いの始まりとなった思い出です。
男の肩書は、マンションの売買や管理を行う仲介業者のスタッフで、マンションを活用するお手伝いが出来ると話し始めました。
売るのであれば、高く売れるように力を貸すとのことで、売る予定がなかった私は最初、それ程話の内容に興味がありませんでした。
今の所、貸す方法で利益を上げたいと伝えると男は、任せてもらえれば売らなくても利益が増やせると言い切りました。
何でも、過去に100件程の仲介実績があり、どの物件も黒字になっていると豪語していました。
若干胡散臭さを感じましたが、具体的な数字を挙げたり、どのように利益を出すか例を出しながら説明されました。
男の話を良く聞くと、信用出来そうな雰囲気は随所にあったので、いつの間にか相手のペースに飲み込まれていました。
その日は名刺を受け取ってお引き取り願い、本格的に相談する気持ちになったら、改めてこちらから連絡すると伝えました。
ところが、数日の間を空けるまでもなく、男は再び訪問して姿を現しました。
男は開口一番、連絡を待っていたけど待ち切れず、近くを通り掛かったので寄ったと言いました。
随分と気が短い人だと思いましたが、直ぐに物件を貸すか売る判断は出来ないと、改めてハッキリ意思表示を行いました。
すると男は若干興奮気味に、マンションは生もので賞味期限があり、もたもたしていればビジネスチャンスを逃すと詰め寄りました。
突然態度が変わったので、一瞬身構えてしまいましたが、貴方の仰ることに一理あっても、貴方に任せる気持ちにはなれないと断りました。
語気を強めて言うと、男は無言で立ち去って行ったので、もう来ることはないだろうと油断していました。